妊娠中のお客様からこんな質問がありました。
ご自身が小学生のころからアトピーの症状があり、大人になってから悪化した経験をお持ちの方です。
『丹羽先生の軟膏と丹羽SOD様食品で改善しました。そして現在妊娠中です。
ストレスが良くないとの事なのでなるべくストレスや睡眠不足、もちろん食事にも注意して過ごしています。
質問ですが、私のアトピーは子供に遺伝するのでしょうか?』
「アトピーが遺伝かどうか」という事については「不明」である、と丹羽先生はおっしゃっています。
ご両親どちらかがアトピーでも、お子さんにはアトピー症状がでないこともありますし、逆にご両親はアトピーではないけれど、お子さんがアトピー症状があることもあります。また兄弟の関係でもいえる事です。
また、近年はアトピー体質の家族歴のない人、はっきりとわからない人の割合がかなり多いようです。
「アレルギー体質」という意味では遺伝すると言われていますが、「アトピーの症状」が必ず遺伝するとは言い切れないようです。
丹羽先生はこのことは、非常に注目すべき点だと考えていらっしゃいます。
また、ひと昔前は腕、下肢の屈曲部にひどい症状をもつ患者さんが多かったのですが、最近では全身型の患者さんが増え、季節に関係なく、一年中ひどい症状を示すようになっています。成人の患者さんの場合は、特に顔や首に極度に悪化した症状をもつ人が多くみられるようになりました。これも、環境を汚染している排気ガスや重油をたいた工場の煤煙が、露出した顔や首に直接あたるためと考えられます。
遺伝要素的なことより、生活している環境や生活習慣によって発症している方の方が多いということですね。
わたくし木村も小学生の頃アトピー性皮膚炎を発症していました。
我が家は、父・母・姉・私の4人家族で、アトピー性皮膚炎を経験している家族はだれもいませんでした。祖父・祖母・親戚まで聞いてみてもアトピーを経験している者はいませんでした。
なぜ一人だけアトピー症状が出たのか後に思い返してみると、当時は母方の実家のある海の近い田舎町で生活していたので、環境汚染に関しての問題はほとんどなかったとは思いますが、紫外線対策もせずとにかく年中外で遊んでいたので紫外線は浴び放題だったこと。そして何よりも良くなかったのが大好物のチョコレートとお肉だったと自分で分析しています(笑)
体内環境的に活性酸素が多い状況で脂分の多いものを食べていたことが原因だったんですね。
遺伝的にアレルギー体質だったとしても、アトピー性皮膚炎の症状が発症するかどうかは、生活環境や生活習慣、食事の内容がおおきく関わってくるということですね。
妊娠中のお母さんは、通常よりストレスを感じることも多いと思います。あまり心配せず、リラックスして生活するようこころがけてください。