増えすぎた活性酸素に立ち向かってくれる抗酸化成分は野菜や穀物、果物などに豊富に含まれていることが知られています。
抗酸化成分（活性酸素を取り除く働きのある成分）には『高分子抗酸化剤』と呼ばれる成分と『低分子抗酸化剤』といわれる成分の2種類あります。
例えば、『高分子抗酸化剤』には、SOD酵素・カタラーゼ酵素・パーオキシターゼ酵素などの酵素類、『低分子抗酸化剤』には、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE、ポリフェノール・カテキン・フラボノイド、など親しみのある栄養素が多く含まれています。「丹羽療法の食事指導」でも野菜や果物は沢山お召し上がりになることをおすすめしていますが、人の体内で活躍してもらうためにはさまざまな条件をクリアする必要があるようです。
では、私たちの体内のSOD酵素が、多すぎる活性酸素に太刀打ちできなくなった時、外から補給して活性酸素除去作用の手助けをしてくれる抗酸化成分は、どのようなものなのか。
この疑問は丹羽先生の「丹羽SOD様食品」が作られるまでの研究の過程を知る事でよく理解できると思います。
2種類の抗酸化剤のうち、分子量が30000以上の『高分子抗酸化剤』であるSOD酵素・カタラーゼ酵素・パーオキシターゼ酵素は、分子量が大きく腸からの吸収が出来ません。
一方、植物が持つ低分子抗酸化剤といわれる成分は、分子量が約200～400で、人の腸から吸収できる物質の分子量は5000～6000程度ということなので低分子抗酸化剤は腸から吸収が可能な大きさなのですが、低分子抗酸化剤はその大半がお互いが鎖のように手を繋ぎあったり（重合といいます）、タンパク質などと手を繋いで自由に動けない形で存在しているため、本来の働きが十分にできない状況であることから残念ながら野菜や穀物、果物などをそのまま食べても、理想の結果が得られないことが丹羽先生の研究でわかりました。
低分子抗酸化成分は、それぞれ個々が単独（重合が切断され）で自由に動きまれる「低分子活性型」といわれる状況でないと活性酸素を減らす働きが出来ないということです。
本来、低分子抗酸化剤が手を繋ぎあって自由に働けない状況は、食べて胃液にさらされることで重合が切断され自由に動ける状況になり体内で活性酸素を減らす働きをしてくれるはずなのですが、人間は進化の過程で「火」を使い食材を調理して食べるようになったことから、人の胃液は本来の強さを必要としなくなったため弱くなってしまいました。現代人の弱い胃液では低分子抗酸化剤を自由に動けるかたちに変えることができません。
丹羽先生は、失ってしまった「強力な胃液」に変わってこれら低分子抗酸化剤の重合を切って、それぞれが生きたまま自由に動けるようにするための方法を研究し実験を重ねていきます。
その結果、以下の特殊な処理方法を発見しました。
① 理想的な加熱処理によって重合を切って自由に動けるようにする
加熱することで低分子抗酸化物質を自由に動き回れる「低分子活性型」にすることができるのですが、この加熱方法も工夫が必要でした。私たちが野菜を調理するように直火にかけてしまう方法ですと植物の表面だけが強く熱が伝わり焦げてしまうため低分子抗酸化成分が死んでしまいます。そのため丹羽先生は「特殊な遠赤外線」で焙煎し焦がすことなく抗酸化成分を「活性型」に処理する方法を発見しました。
それは4～14μの遠赤外線で加熱する、という方法です。この遠赤外線は動・植物の細胞が活性化にとても良いとされ、「育成光線」とも呼ばれています。
② 発酵のちからで更に重合を切断低分子化を促進
丹羽先生は、特殊遠赤外線で処理をし、更に「低分子活性型」にするために「発酵」を思いつきます。麹は"生き物"で、発酵すると絶えず蛋白分解酵素と澱粉分解酵素を分泌し、低分子抗酸化物質の繋がった手（重合）を切断してくれました。
③ 焙煎ゴマ油で油剤化
身体の中で活性酸素、特に過酸化脂質が存在していて問題がおきる場所は、それぞれの細胞の膜の部分で非常に油が多く油親和性の強い場所なので、到達させるには焙煎ゴマ油でコーティングする必要があります。
こうして丹羽先生の長い研究の結果、気軽に食べて体内で活躍できる「低分子活性型」のSOD様食品「丹羽SOD」の開発に成功しました。
「丹羽SOD様食品」は天然の種子・植物のみを原料に使い、添加物を使用しないナチュラルな健康食品です。
お召し上がりのタイプ別に「レギュラータイプ」「マイルドタイプ」「大豆抜きNewSOD」と3種類のご用意があります。
ご自身に合うタイプを選んでご利用ください。