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気になる乾燥肌。そもそも乾燥肌って?

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冬の肌問題『乾燥肌』。その原因と対策について。

最近ぐっと気温が下がりいよいよ冬の到来です。
この季節にご相談が増える内容が『乾燥肌について』ですが、そもそも『乾燥肌』はどんな状態なのか考えてみたいと思います。

「アトピー体質の方の特徴の一つに『乾燥肌』がありますが、これは皮膚の一番表面にある角質層という層の保湿機能が正常な人と比べて体質的に低下している」と丹羽先生は説明しています。
その角質層の保湿機能とはどんなメカニズムになっているのでしょう。

健康な皮膚は、角質細胞に水分を保持する「天然保湿因子(NMF)」、角質細胞の間を埋めている「細胞間脂質」、そして角層表面を「皮脂膜」で覆うことで「バリア機能」を果たしていますが、何らかの原因によって、このこれらの組織が破壊されると角質内部に隙間ができることから、保たれていた水分や脂質が蒸発してしまいます。この状態が『乾燥肌』です。

乾燥肌断面図

肌のバリア機能

 

肌を守る「バリア機能」の低下の原因は「ターンオーバー」の乱れ

正常な肌へ生まれ変わる機能「ターンオーバー
私たちは新陳代謝によって、新しい細胞を生成し古い細胞を角質や垢として排出させる「ターンオーバー」と呼ばれる機能が備わっていますが、この「ターンオーバー」が正常に行われなくなることが肌の「バリア機能」の低下の原因の一つと言われています。
つまり「バリア機能」を正常に保つためには、ターンオーバーによって定期的に細胞を入れ替えることがポイントとなりますが、ターンオーバーは様々な原因で乱れをひきおこしてしまいます。

ターンオーバーの乱れの原因
健康な肌を保つ大切な機能「ターンオーバー」ですが、『生活習慣の乱れ』や『外的刺激』によってサイクルが乱されてしまいます。

『生活習慣の乱れ』・・・偏った食生活、睡眠不足、ストレス、喫煙、運動不足など

『外的刺激』 ・・・・・儀外線、アレルゲン、強い摩擦、乾燥など

 

過酸化脂質も乾燥肌を招く要因です

丹羽先生はアトピー体質の人と正常な皮膚の人、それぞれの角層の保湿機能を測定する実験について『アトピーがぐんぐん良くなる本』で紹介しています。
この本の中で、正常な皮膚の角層に「過酸化脂質」を数滴おとすと正常な皮膚の角層の保湿機能が低下していく、という記述があります。以下抜粋してご紹介します。

過酸化脂質は、角層の保湿機能の実験で興味深い反応を示します。正常人の角層を剥がして、ガラス板。濾紙の上に置き、両端をテープで密着した後、最上層の正常人の皮膚の上に、エーテルやアルデヒド、さらに、過酸化脂質を数滴落としますと、保湿機能の強力であった正常人の角層が障害を受け、保湿機能が低下し、水分が上へ逃げていき始めるのです。

以上の説明から、皮膚の構造や角層の保湿機能について十分ご理解頂けたと思いますが、過酸化脂質は、このように正常な角層の保湿機能を破壊してこれを奪ってしまうのです。
ですから、環境汚染で続々と発生する活性酸素が、身体の脂と結合し、過酸化脂質を形成しますと、この大量にできてしまった過酸化脂質が、元来保湿機能が低く、乾燥肌のために皮膚炎を起こしているアトピー性皮膚炎を悪化させていっていると理解されるのです。

『過酸化脂質』は、体内で発生した活性酸素と、身体の脂が結合して出来る、体外に排出しづらい脂です。
ターンオーバーの乱れの原因となる『生活習慣の乱れ』や『外的刺激』には活性酸素がつくられる要因と一致しているものも多く、活性酸素の影響で作られる『過酸化脂質』が正常な皮膚の保湿機能を破壊してしまうこともわかりました。

お肌の乾燥を防ぐために

肌を乾燥から守るためには、自身の持つ新陳代謝の力による「ターンオーバーのサイクル」を乱さないこと、また皮膚の保湿機能を破壊する「過酸化脂質」が作られないよう活性酸素の過剰生成を防ぐことが大切だと分かりました。
お肌のお手入れには、様々なスキンケア用品があります。肌の乾燥を防ぐためご自身に合ったスキンケア用品で保湿を目的としたケアをすることも大切ですが、毎日の生活習慣の見直しは活性酸素の過剰生成を防ぐためにも大切です。
それでも過剰に作られてしまった活性酸素は、丹羽SODを上手に利用してお肌を乾燥から守りましょう。

 

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