丹羽療法のお食事の注意では、『お肉』は食べてはいけない食材に入っています。その理由については以前このブログでも紹介させて頂きました。「アトピーにお肉はなぜだめなの?」
しかし、日常生活で完全に避けるのは至難の業ではないでしょうか?
丹羽先生も「一家団欒の場で喜々としてスキヤキを囲む傍らで、アトピーの子供さんだけタクワンと味噌汁だけの粗食というのは、現実問題として不可能です」とおっしゃっています。
では、どんな調理法で食べればいいのでしょう。
丹羽先生がおすすめする「お肉の調理法」は、「土鍋」を使った遠赤外線調理法です。特に4~14μの「育成光線」と呼ばれる遠赤外線は、人体の成長や回復に良い影響を与えるとされています。
丹羽先生が4~14μの遠赤外線を利用した調理法をおすすめする理由は、丹羽先生の著書「丹羽療法 全国のアトピー患者が信頼するこれだけの理由」にこのように説明されています。
それには、4~14μの遠赤外線を放射する土鍋をを使うことです。活性酸素が脂の不飽和脂肪酸と二重結合、三重結合して過酸化脂質を作りますが、4~14μの遠赤外線は、二重、三重結合の枝が作動しないように作用(ブロックする)します。土鍋は食事の中に含まれる脂を不活性化させるため、アトピー性皮膚炎の人でも少々の脂は大丈夫なので(スキヤキでもお肉や煮汁は避けた方がいいですが)一緒に煮たトウフ、ネギ、コンニャクなどは食べても皮膚に影響は与えません。
遠赤外線で調理というと、炭火の焼き鳥や土鍋で炊くご飯などジューシーでふっくら仕上がるイメージがありますね。
遠赤外線での調理は表面を焦さず芯まで熱がいきわたり食材が美味しく調理できる利点がありますが、それ以上に食べた脂が体内で活性酸素と結合しにくい状態にしてくれるということなのですね。
これなら少しくらいお肉を食べても大丈夫かもしれません。
また、「スキヤキの煮汁」の部分でも記されていますが、お肉を煮た場合に脂は煮汁に染み出ていきます。なので煮汁は避けた方がいいでしょうということです。
脂をなるべく避けた調理法として、蒸す・茹でる(汁は除く)、などでなるべく脂分を落とした料理なら、お肉そのものを楽しめそうです。
体調の変化に注意しながら試してみてください。
いよいよ大型連休が始まります。
外食が増える方も多くいらっしゃると思います。そんな時はメニューを選ぶときに調理方法も気にしてみてくださいね。
体調と相談しながら、丹羽SODも活用して楽しい休日をお過ごしください。