お客様から丹羽SODニワナの原料についてのご質問を頂きました。
丹羽SODニワナレギュラータイプの原料は、「小麦、大豆、米糠、ハト麦、小麦胚芽、ごま油、ゆず果汁、ごま、抹茶、杜仲茶、麹」の11種類です。
丹羽先生はどうしてこれら種子・植物を原料として選んだのでしょうか。
丹羽SOD様食品開発の経緯からお答えいたします。
活性酸素を取り除く酵素には体内のSODの他、「高分子抗酸化剤」と「低分子抗酸化剤」がある。
活性酸素を取り除く働きのある物質は、体内SOD酵素以外ににも「カタラーゼ」や「パーオキシターゼ」という酵素がありますが、これは分子量が3万以上と極端に大きい事、また酵素は生き物なので、口から取り入れられると胃液の強い酸にあって破壊されてしまいます。また、アレルギーの危険性が高く注射にもできません。
食べて人の体内で活性酸素を取り除く働きができる物質として丹羽先生が着目したのが「低分子抗酸化剤」といわれる物質です。
その物質が私たちも良く耳にする、「ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB₂、カロチン、カテキン、ポリフェノール、フラボノイド等」などです。これらは分子量200~400というサイズなので、腸管から吸収可能で、活性酸素を有効に取り除くことができます。
「低分子抗酸化剤」を使って活性酸素を除去させるために必要なこと。
丹羽先生は最初はこれらの物質を「化学合成された薬品」を用意して、適度にミックスしたもので試しています。
残案ながら結果は全く効果が見られませんでした。
なぜ化学構造式は天然の成分も、化学合成された成分も、同じものなのに化学合成された成分では結果が得られないのか?
確かにこれらの低分子抗酸化剤は、分子量が小さいので腸管から吸収され体内の血液中に運ばれていくのですが、実際に活性酸素や過酸化脂質が実際に存在して悪さをしている所は細胞の中の「膜」の部分なのです。
血液中に取り込まれた抗酸化剤は、更にこの細胞の「膜」の中へ入っていかないと実際の効果が表れません。
実は、私たちの細胞は、細胞外のものを取り込もうとする際、「受容体(レセプター)」という受け取る働きをする手がついていて、ここで一度受け取られてから細胞の中に取り込まれる仕組みになっています。
この「受容体(レセプター)」は、受け取る物質を見極める機能があり、今回の実験に使用した化学合成の低分子抗酸化剤は、天然ものに比較して、受け取られ方が非常に劣ることが分かりました。
また、ビタミンEやビタミンCなどを単独で大量に摂取した場合でも効果が見られなかったのです。
試験管中に入れた「活性酸素」にビタミンCを少しづつ加えるとビタミンCの添加量に比例して活性酸素は減少していきますが、あまり大量に加えると突然、活性酸素が増加する現象が見られるそうです。
同じ実験をビタミンCだけではなく、他の抗酸化剤を一緒にいれておくとこういう現象は起こらないことがわかりました。
このような事から、「ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB₂、カロチン、カテキン、ポリフェノール、フラボノイド等」の低分子抗酸化剤は
①化学合成されたものではダメで、天然の成分を使用するべきという事。
②単独の大量使用ではダメで、複数の抗酸化剤を使用すると良いという事。
以上の実験結果から、天然の「ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB₂、カロチン、カテキン、ポリフェノール、フラボノイド等」を大量に含有しているものとして、現在使用されている原材料たちがピックアップされました。
このような経緯で現在の丹羽SOD様食品の原料が集められましたが、ここから更に研究は続き、現在の「低分子活性型」に加工する特殊処理を発明するに至ります。
丹羽先生が開発した「特殊処理」については「丹羽SOD」を知る基本的なお話をご参照下さい。